中学校1年生の授業に参加

去る9月29日、岐阜県大垣市のある中学校で道徳の授業(研究授業)にお邪魔し
5分という僅かな時間だったが、話しをする機会を得た。
先生は教員2年目の女性教師、授業の主題は
「人間愛 親切 思いやり」
で、使われた資料は
「のんちゃんとの出会い」
出典:
広池学園出版部刊 ニューモラル平成元年4月号所収「のんちゃんとの出会い」
だった。

私を紹介して下さったのは、岐阜養護学校で昨年進路指導をされていた先生
この先生との関係は、昨年養護学校卒業生の職業実習をさせてもらったのが
始まりだった。その後、養護学校生の保護者の方とも話しをする機会が有り
互いに有意義なひと時を過したこともあった。

そんなこんなで、私の会社が行っている障碍者雇用と、その取り組み、そして障碍者の認識が今回の研究授業の一般発言者として良いのではないかと思われたようだ。

頂いた5分間で、生徒たちに一番伝えたかった事は
1.共に活きる(生きる)
 周りの人が困っていたら助ける、力になる
 自分が困った時はお願いして助けてもらう
 自分で出来ることは、自分でする
 どうしても出来ないことは周りの人にお願いしてやってもらう

2.障碍者との人間関係で「哀れみ」とか「同情」の心で接するのは良いとは言えない。自分と他人の違いをしっかり認識し、それが分かるというこがもっとも大切。

3.職場では深い人間関係が発生する。だから人と人とがぶつかり合い、時には傷ついたり怒ったりもする。しかし諦めずに続けていくと、互いが分かり合えるようになってくる。要は続けることである。

4.思いやりの心はとても尊い、しかし続けなければ意味がない。
以上の四つだった。

今回の授業を生かし次代を担う若者が、「心地よい」「あったかな地域社会」を作り上げていって欲しい
そう念ずるばかりである。