あいさつ

所用で5月30日、福井市南居町に行ってきた。
午後5時30分に1回目の打ち合わせが終了した。
次のミーティングまでには1時間程時間が空いたので、散歩をする
ことにした。

山と田んぼが多く、その中にぽつんぽつんと寺を中心にひとかたまり
になって集落がある。
田植えの済んだ田んぼを過ぎ、集落に足を踏み入れた。

よそ者でぷらぷら歩いている私は、不審者に思われはしないかと
少し不安があった。
というのは、私の住まいしている岐阜市は最近変質者が出没し
子には、「知らない男の人には注意しなさいヨ」
と普段から言っているせいもある。

そんなことを思いながら集落の中心あたりにさしかかったところで
前方からキックスクーターに乗った小学校5.6年生ぐらいの
女の子がやってきた。
背筋を伸ばし胸を張り、颯爽とその場を歩き去ろう
(オジサンは安全な人ですよといわんばかりの行動をとったのだ)
としたその時、
「こんにちは」と二人揃って笑顔でとっても爽やかに挨拶をしてくれた
瞬時に私も「こんにちは」と元気よく返した
とても嬉し~い、あったか~い気持ちになった

会社では、挨拶は人間関係を円滑にする基本だと絶えず
言っているのだが、それをでき難くするような事件が多発している
なんとも悲しい世の中である。
何時でも、何所でも、誰とでも、明るく爽やかな挨拶を交せるような
社会になればイイなと、つくづく思った。