バスルーム(お風呂場)塗装に最適

昨日、得意先住宅工事店の監督さんが来社され、質問(ご依頼)を頂きました。
内容を聞いてビックリ、以下の通りです。
「浴室2.5m×2.5m、洗面脱衣2.5m×2.5m
 その境はガラスフィックスで、ドアは枠無しのガラス一枚扉、 壁の仕上げは大理石、
 (一流ホテルのセミスィートクラスのようなゴージャスなバスルーム)
 その天井の塗装依頼で設計者の指示は
 [ AEP(薄膜アクリル系水性塗料の事)仕上げ]
となっている。」
でした。
仕様決定と施工の困難さは、監督さんの表情からアリアリと伺えました。
お困り事や、技術・技能的な難問は、私にとっても、社員にとっても
とてもモチベーションの上がる、正に武者震い的な事なのです。
早速課題を明確にし、仕様決定に取り掛かりました。
先ずは課題、以下の2点です。
1.フラット仕上げの指示だから下地のジョイント処理を施し一枚物のようにする。
2.多湿な浴室環境なので、大きな吸湿性と防カビ性が塗料に要求される。
それで決定した仕様は、
1.内部応力の小さいのシーリング材を用いジョイントを埋め割れ防止を施し、併せて不陸修正をする。
2.仕様塗料は1㎜の膜厚、1㎡施工で約600mlの水分の吸収能力があリ、実績でも温泉の浴室にも多く使用されている「ケツロナイン:キクスイ化学工業」採用し、平吹き仕上げする。
です。
聞き取りから課題の抽出、仕様決定までに要した時間は約20分でした。
早速お待ち頂いていた監督さんに、仕様決定までのプロセスを説明し、
施工計画を提案させて頂きました。
依頼事項を話された時の重苦しそうな監督さんの表情は、一度にパッと明るくなり
私たちまでも嬉しくなりました。
今回は新規塗装だったのですが、ケツロナインは浴室など湿気が多い場所の塗り替えには
最適な塗料です。
本日から施工をスタートしましたので、結果は工事終了後、このブログで報告します。