塗り替えの目安-チョーキング

塗装してある塗料が、塗り替えの時期なのかどうかを判断する一つの目安として
チョーキングの有無による診断があります。
(塗装面を手のひらで擦って白いものが手に付いてくるかどうかを調べます。)

塗料は、大まかに言えば樹脂(アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッソ系等)と、
顔料を練り合わせたものです。
チョーキングとは、塗料の樹脂が主に紫外線で劣化し、顔料のみが塗装の表面に
現われてしまっている状態です。
しかし、いくらチョーキングしていても、塗装の厚みが規定通りあれば
すぐに塗り替えが必要とは一概に言えません。
(この診断方法はあくまでも塗装の表面の状態をチェックするものですから、
十分な診断方法ではありません)
塗装の耐久性は、樹脂の耐候性能と、塗装の厚みが大きく関係します。
「塗付量の重要性」
をしっかり認識し、そのように確実に作業する
「施工管理」
が、とても大切なことなのです。