カラーコーディネーターのつぶやき➉

動物の体色について②

 

前回の「隠ぺい色」に続き、今回は相手に”知らせる”意味を持つ「標識色」についてです。

標識色は、捕食者に対して味のまずさや危険性を知らせる「警告色」、補色者から身を守るために相手を驚かせる「威嚇色」、仲間であることの認識するための「認識色」の3パターンがあります。

警告色の例 毒を持つヤクドガエル
威嚇色の例 派手な色で相手を驚かせるクジャク
認識色の例 カモメのひなは親鳥の黄色いくちばしの赤い点を認識し、エサを得る。

 

 渡辺和也(カラーコーディネーター、福祉住環境コーディネーター)