カラーコーディネーターのつぶやき①

今回は「適した色を提供するための要素」についてつぶやきたいと思います。

色彩をコーディネートする時にはどんな時に、どんな場所で使われるかや対象物に似合う色であるかなどを考慮することも大事です。

例えば夏祭りのイベントで使われる提灯は、赤や白のものが多く使用されています。また、ベビー服のお店は赤ちゃんに似合うかどうかという視点で、ベビーピンクやベビーブルーなどの淡くやさしい色のイメージが多く使用されています。これらの色は”記憶色”としてイメージされているものが多く、そのイメージに沿った色使いをしています。

しかし、場合によってはあり得ない色を使うことで意外性をねらったり、ファッション分野の商品や携帯電話などの買い替えサイクルが短い商品では新奇性の強いトレンドカラーを使用することもあります。

このように様々な要素を知ることで、カラーコーディネーションがより面白くなります。

夏の花火は明るく鮮やかな色が使われ、とても綺麗です。
赤提灯

 

 渡辺和也(2級カラーコーディネーター)